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(割とまじめな)ビエンチャン旅日記

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先日、ラオスのビエンチャンへ行って来まして、
なかなか、その土地へ対する鮮烈な印象を抱いたもので、
どうしても旅ブログをしたためておきたいと望んでいたのですが、
なかなか筆が進まず、
でもそうこうしていると、次の行き先の旅ブログも書きたいから、
そっちを書くであろうことを思うと、
ビエンチャンが、いつも通りの展開で華麗にパスされそうな予感がしてきました。

しかし、自分の事ながら、そんな仕打ちは納得がいかないので、
妥協プランにはなりますが、「ビエンチャン写真日記」にて、お茶を濁そうと思います。
時間が無いけど記したい際の、最も効率的な実現手段を、採用するわけです。
「書く」ということへの意欲が少ない状態で手をつけるため、
完全に熱度の低い内容となってしまいますが、書かないよりは、たぶんマシ。






最初に結論からいうと、
ビエンチャンは、想像していた雰囲気とまったく違う土地でした。
もっと未開拓の、アジアめいた土っぽさがある、後進的空気を想像していたにも関わらず、
空港をおりて、外に出た第一歩目でいきなり感じたのが、
「日本っぽい!」ということ。
というよりも、もっと正しく言うと、
「日本の田舎っぽい!」でした。

空気が綺麗で、騒音が無くて、道は広く、人々は整然としており、車の運転もおだやか。
到着時は夜だったにも関わらず、空港からホテルまでのわずか15分の道中だけで、
私が一気にラオスを気に入ってしまったのは、
車窓から入ってくる景色と、周囲の環境に、
どうも故里を思い出してしまったからなのかもしれません。






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更に言うと、町が小さくて、全貌を把握しやすく、歩いて回るのも簡単な上、
何のあてもなくフラフラ歩くだけで、自然と心が癒されるような、不可思議な雰囲気が、
その光景の端々からあふれ出ているのです。
写真は、ホテルを出てすぐの道路。
「ビエンチャンの超セントラル」という好立地のホテルを取っていたはずだったので、
そこを出てすぐ、周囲にあまりにも何もないこの景色を目にした瞬間は、
「ビエンチャンの超セントラル」にたたずんでいるとは到底思えない
自分自身の状況に、唖然としたものです。






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That Dam(タートダム)という、「黒い塔」という意味の、ただの塔。
ホテルから歩いていける距離にあったのですが、
本当に、そこに存在しているだけの「ただの塔」であるという話だったので、
別にわざわざ観光に行くこともせず、他の場所へ向かう時のトゥクトゥクで通りかかっただけ。

何の目的で、誰によって、いつ頃建てられた建造物であるかなど、
あまり確実にはわかっていないようなのですが、
一説によると、かつて異民族の襲来でビエンチャンの町が焦土と化した際、
呪いの意味を込めて、不幸な暗黒の闇の黒塔を建てた、などという逸話もあるようで、
そんな事前情報を調べていったがためか、「ただの塔」のはずなのに、
やたらとどす黒い力を放出する、謎の威圧感があり、
なかなか見蕩れるような出で立ちをしておりました。

しかし、パッと見は、なにせ「ただの塔」なので、観光客などは特に居ません。
トゥクトゥクのドライバーのおっちゃんも、
車窓から必死で写真を撮る私を白い目で見るだけで、
スピードを緩めてくれるような配慮も、特にありませんでした。
やさしくない。






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数少ない、ビエンチャンの観光見所の一番手、That Luang(タートルアン)。
この日は、空がよく晴れていたので、空の青色に金色が映え、
まるで異世界のごときフィクションムードを醸し出していました。
半裸の僧が、タバコ吸いながら敷地内をウロウロしていたのも、
ちょっと現実的には考えづらいシチュエーション故に、印象的。

あと、訪れたのは日曜日だったにも関わらず、
ちょっと心配になるぐらい、人が居なかったです。
だからこそ、人が居ないから伸び伸びと暴挙に出ているのであろう僧と、
たまたま目が合った瞬間の理不尽な気まずさといったら。






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寺院を囲むようにして、屋根付の回廊があるのですが、
ぐるっと一周する最中、常にこの有様。
繰り返しますが、ここはビエンチャン一の観光地で、しかもこの日は日曜日です。






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Ho Pha Kaew(ホーパケオ)。
昔あったエメラルド仏のための寺院とのことですが、
その後異国からの略奪にあったため、主人不在の居所のみ遺跡化。
人影はまったく見当たりません。






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ことごとく人が居ません。
何回でも言いますけれど、この日、日曜日なんですよ。
ねえ。






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鎮座している仏像が、どういうわけか、やけに魅力的に見えるなあと思って、
その発生ポイントを探るため、よくよく、その御体を嘗め回すように観察してみましたら、
この、指。
指! 指!!






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これも、何気ない景色を撮影したふりをして、
完全に指目的の視点で撮ってますね。
いやらしいですね、






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Wat Sisaket(ワット・シーサケット)
敷地内に、大小合わせて7,000ぐらいの仏像が安置されているとのこと。
人が誰も居ない。






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仏像に使っていた宝石類は、略奪の流れで全部盗られていったそうですが、
その一端なのか、中途半端に破壊された像も、多々残っています。
人が以下略






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外観。
なぜかちょっと沖縄っぽく撮れた。
ていうか、あの、そろそろしつこいとは思うんですけど、
あの、人が、人が、
今までの写真、人間が、全然、写ってなくて、
ちょっと、怖いぐらいなんですけど、なんなのこの国






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ここでようやく、ちょっと人の写った写真が!!
Patousay(凱旋門)。
ここがかろうじて、一番賑わっていました。
うん、そう、これでも、一番人が居た観光地だったんだよ。

でも、お客さんの数よりも、
異常なレベルで大量生息していた、写真屋の存在がかなり気にかかりました。
観光地にたまに居る、建物をバックに入れて、写真撮ってくれる生業の人ですね。

本当に、特定のエリアに関しては、そこら中、写真屋だらけでした。
目に入る限り、お客の数の2倍は、写真屋がウロウロしていた気がします。
彼らは、パッと見で解りやすい、青のベストを着用しているため、
より、その生息数の尋常ではない多さを認識しやすかったというのもあります。

そして、小学生ですらスマートフォン所持しているようなこのご時勢、
わざわざ写真撮影にお金を払う観光客など、かなり奇特な存在ですから、
需要供給の比率が、あきらかにおかしいわけです。
絶対に、彼らは、人生の道を真剣に再検討するのが賢明だと思います。
というより、余計なお世話でしょうけど、生活が成り立っているのか心配です。
暇すぎて、公園みたいなところで、写真屋6~7人集まってゲームみたいなのしてたからね。
君たち、みんな青ベストだから、余計目立つんだよ、とりあえず、転職活動しようよ。






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あまり興味が無かったんですけど、とりあえず行ってみたナイトマーケット。
興味が無かった理由としては、東南アジアのナイトマーケットって、
だいたいどこも同じようで変わり映えがしないと思ったからなんですが、

実際は、今までのアジアナイトマーケットの中で、一番楽しかったです。
理由としては、
基本的に、お洋服のお店が多く出店している傾向にあったのですが、
扱っている服のセンスが、全体的に、かなり、好みだったから!
(オフショルダータイプ多数)
ベトナムで流通しているデザインよりも、ずっと素敵なものが多い、
それどころか、かわいいものがありすぎて、ほとんどの店で足を止めさせられる始末。
他のアジアのマーケットと違って、どの店も同じ商品扱ってるとかではなく、
全部の店でそれぞれ、特色ある方向性を打ち出してきているのも、興味深かったです。

だけど、楽しかったのだけど、同時に、今までのマーケットの中で、一番、辛くもありました。
理由としては、
滞在3日目の夜に立ち寄ったこのマーケットにて、私は、
まさかの現地通貨キープ切れを起こすという失態をやらかしていたからです。
ラオスでは、通貨として、ラオスキープと、USドルが使えますが、
私は、市内ではベトナムドンからの両替などできる場所もないという現実を知らず、
唯一、ドンからの両替ができた空港において、
それほど大きくない額しか変えてこなかったため、
その分を使い切った後は、何の役にも立たない紙切れベトナムドンしか、
財布の中には残っていない状態だったというわけです。

テンションの上がっていたはずの市場練り歩きも、だんだんと、
心奪われる存在を目の前にしつつ、
結果的には自分のものになることはない現実の残酷さが身に染みるようになりはじめ、
後半部分では、もはやそれらを直視することができないような荒んだ精神状態へ転落。

ナイトマーケットって恐ろしいですね!
でも私は、ナイトマーケットより、夜市という言い方の方が好き!
最初から夜市って書けばよかった!






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町の中心、ナンプ広場の噴水。
ホテルは、ここのすぐ横だったのですが、
毎晩毎晩ここで演奏しているバンドの音楽が、6Fの客室まで響いてきて、
しかも夜の23時頃になっても、まだガンガンで掻き鳴らしているので、
まあ、そんなに快くも思っていなかったのですが、
この日は帰りがけに立ち寄ってみたら、アコースティックDAYだったのか、
なかなか良い感じのアコデュオがしっとり演奏してましたので、思わず立ち止まりました。
Payphoneのカバー歌ってました。
曲の間奏部分とか、MC部分での、
2人のやりとり、距離感、必要以上の見つめ合いとか見て、
ああ、こいつらデキてんなあ、と思いました。
ちなみに2人とも男の子です。








手短に済ませるために、わざわざ写真日記にしたというのに、
結局、なんだかんだで長くなってしまいました。
しかも、熱度は開始時同様低いままで、
無駄に長さだけを重ねてしまいまして、本当に申し訳ない気持ちでいっぱいです。

ビエンチャンについては、日本からのお客様には、さほど評価はされないような気もします。
私も、もし日本に住んでいる身であったら、
別段鮮烈な感想を抱くことも、きっとなかったでしょう。
静かで、穏やかで、日本から思いを馳せる「東南アジア」にしては、
ここは、全てが緩やかすぎるのです。
まさに「東南アジア」真っ只中といった風情の、
エネルギッシュホーチミンで暮らす日常があるからこそ、
どちらかというと、日本の清潔感に近い空気を持っているビエンチャンに、
惹かれる余地もあるのだと思います。


つまるところ、ホーチミンに住んでいる私は、ビエンチャン、大層気に入りました。
滞在時から既に「住みたい」を連発するこの感じ、前にもどこかであったなと考えてみたら、
初ホーチミン旅行時の感想と、通ずる部分がありました。
その、初ホーチミン時なんて、ガイドの人に「住みたい住みたい」を連発し、
「いつ引っ越してきますか?」と訊かれたので、
冗談で「まあ1年後ですかね(笑)」などと答えてましたが、
結果的に、本当に1年後にはホーチミン在住と化していたという……



こわいですね、これは、まさか、1年後私がビエンチャンに住んでいる可能性……
あるかも!しれません!あるかもしれません!
好きですビエンチャン、住みたいですビエンチャン!

住むには、不便は無いと思います。
ベトナムのハノイなどよりはコンビニも多かったし、オシャレなカフェもあるし、
ちゃんと、空港なんかにも、日本語新聞閲覧コーナーだってありましたしね、
最先端の情報もしっかり入ってきますしね、
ほら、見てください、わざわざ「一番早い」とか謳ってるぐらいだから、
即日配送レベルの、よっぽど早い……
情報……が……



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え……
日付……
え…………





無いわ!やっぱビエンチャンは無いわ!!住むのは無いわ!!

今後も、旅行(もしくは長期滞在)で満喫します!


次回、愛と狂気のロマンチック旅日記(ベトナム国内編)へ続く!


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Chhnganyお肉とエクスプロージョン

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先日、カンボジアのプノンペンへ行く機会がありました。

4日間ほど滞在した中、
「プノンペンで一番、どころか、カンボジアで一番、
 いや、むしろASEAN東南アジア諸国連合で一番、美味しい」
と、人によっては評されるイタリア料理屋があるという話だったので、
そのうちの一日の夕食場所はそのレストランにて計画していたのですが、
意気揚々と向かった当日、例によって「休業中」で門前払いを喰らう羽目に。

「行きたかった店が、閉店中」である確立というものが、
私という人間の日常の中では、
他の人と比べても平均して抜きん出て高く、
それはベトナムに来ようがカンボジアへ行こうが、
割合としてはぜんぜん変わらないまま続いているので、
まあ正直、このような目にあっても「ああ、またか」で済まされ、
さほどショックにも思わないような耐性がついてきたように思います。


それはそうと、結局、絶品イタリアンにはありつくことができなかったので、
同じ建物に入っている違うレストランにて食事を取ることにしたのですが、
もともとハイソサエティな空気感漂う場所なため、
その他の代替レストラン勢も、往々にして、敷居も高ければ値段も高い。

結局、日本式の鉄板焼きのお店を選び取ったのですが、
いやな話をすると、
一人あたりのコース料金は、カンボジア人の方の平均月収の3分の1です。
私などには身の丈にあわない高級店です。
お店に入るときも、軽い緊張によるものか、
さりげなく小走りになるような妙なテンションと化してしまいます。



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お店のつくりは完全個室で、
本格的な鉄板が準備され、目の前にて職人が調理してくれるスタイル。
さすが高級店です。
かもし出す特別感が違います。




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前菜のサラダ。
盛り付けもお洒落で、食材も日本のものを使っているだけあり、
完全に日本のハイレベル料亭の味わい。
さすが高級店です。
細部への気の遣い方が違います。




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準備されたタレも3種類あり、
チリソース、醤油ソース、マスタードソース、という、
純粋な日本風のみならず、現地らしさのテイストも交えてくる粋な取り揃え。
ワサビにいたっては、かわいく木の葉の形を成しています。
さすが高級店。
センスあふれるこだわりが違います。




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職人登場。
準備運動なのかパフォーマンスなのか、
ヘラと包丁を使って、とんでもなく危険なアクロバティック動作を展開。
包丁が空中を飛んだりしています。
さすが高級店。
エンターテイメント色の打ち出し方が違います。




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多少やりすぎを感じるほどのオーバーアクションで、
手際よくお肉を切り裁いていく職人。
そのあまりのスピードのため、手元のブレない写真が撮れません。
さすが高級店。
お客をハラハラさせるほどのスリリングムードが違います。




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お肉提供後、炒飯を作る段階になり、
再度、職人の芸人根性が暴発。
卵をグルングルン回したり、空へ飛ばしたり、自分自身が回ったり、
もはや、だんだんと自分が居るところが食事処は思えなくなってくるような、
難易度の高い曲芸を披露するパフォーマー。
例によって、一鉄板焼き職人とは俄かに信じがたい動きを見せるため、
芸の最中の写真は全部ブレまくりで使用不可。
画像は、最後の最後、割った卵でなぜかハート型を描き出し、
完全にご満悦状態の自己満足エンターテイナー像。
さすが高級店。
さり気に仕込んでくるトキメキ要素の質が違います。




そんなわけで、サラダ、野菜焼き、お肉焼き、と続いたコース内容、
個人的に、全体通して若干味が薄めなところが気になりましたけれど、
それでも味は十分満足にいたるクオリティで、
値段相応の価値はある夕食が取れたことに気をよくしていました。













そして、事件は、
軽く1.8人前ほどの量を盛られた〆の炒飯を、頬張っていた、
そのときに起こりました。






料理もすべて出しつくし、職務終了にて職人も退出し、
リラックスムードの漂う個室の只中、
突如響き渡った、

爆発音。



青天の霹靂でした。
大爆音でした。
あえて擬音として表現するならば、

バキャアアゴアアアアアアンオンン

といったところ。
リアルでは、こんな擬音のかなでられる場面、
滅多にお目にかかれるものではありません。



しかも、完全に私のいる個室が、轟音の発生源です。
半端ない衝撃です。
炒飯を食べる箸も、さすがに一瞬だけ止まりました。

更に、出所の不明な爆発音のち、
ものすごく不穏な気配漂いまくりな、謎の、
「パチパチパチパチパチ……」という、
小音ではあるものの、細かい響きの鮮烈なノイズがもれ続けています。




な、

なんだこの店!!!!





さすがに、数分後、血相を変えたスタッフが個室へ走りこんできて、
ひとまず、別の部屋への避難を促されました。




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衝撃音は、フロアの周辺にも響いていたらしく、
まわりのレストランの人々が野次馬根性丸出しで集合。


避難はしたものの、すぐ隣の部屋への移動だったため、
心なしか、
店全体に、ミシミシいうような音が響いているように感じられてなりません。

とりあえず、食べはじめてすぐの出来事だったので、
ぜんぜん手付かずで放置してきた炒飯とお味噌汁を、
運んできてもらうようお願いし、
そのついでに、爆発音の詳細を何回も尋ねるのですが、
スタッフから返ってくる答えは、頑なに「わかりません!!!」の一言。
そして、全スタッフにおいて、それにプラスして、顔に張り付くニヤニヤ笑い。



な、
なんなんだこの店!!!
何が高級店だ、突然の非日常的なハプニングに心躍ってるだろ、スタッフ。
ついでに謝りにきたマネージャークラスであろうおじさんまでニヤついてたからね。



結局、爆発後、隣の部屋にちゃんとデザートまで持ってきてくれて、
それらもしっかり完食してから帰りましたが、最終的に、
音の原因も詳細もまったく明かされず、不明なままで終わりました。




さすがに、食事していた部屋での爆発だったので、
日本の感覚だったら、多少料金の御負けぐらいあるのかしらと考えましたが、
まったくもって、一切微塵もそういった対応はありませんでした。


なんだこの店二度と来るか!!!!!!!!!!!!!!









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ちなみに、ここが正しく爆発音のした個室なんですけど、
外側から見たら、壁面にヒビが入ってました。
何がどうなるとそうなるのでしょう、もう何もかもが理解できません。



みなさんも、カンボジアに行かれる際は、
わけのわからない爆発と、
トゥクトゥク運転手の道間違いに十分ご注意を。


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ムイネのおもしろ写真たち

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ガイドブックにすら満足な情報の掲載が無く、
ネットで情報を拾えば「地元の人ですら場所をわかっていない」などといった問題点が
ごろごろ引っかかってくるような、完全なる混沌の地、サイゴン駅・Ga Sài Gòn

私が列車を利用するために向かった際も、それは例外でなく、
Ga Sài Gònについて「そんな単語はこの人生において初めて耳にした」みたいな顔で
まったく理解を示そうとしないタクシー運転手に対し、
念のために持参した地図を見つつ、分岐点の度に冷や汗を拭いながら、
必死の道案内をする羽目に。


ちなみに、肝心のサイゴン駅に関しては、
到着するや否や、表玄関に、画像の通りの
機動隊の劣化版みたいな謎のおじさん集団が物々しく集っており、
画像の右の、荷物を運び出している男性が、
左のおじさんに完全に要注意人物マークされているような構図にて写真が撮れましたが、
私は単純にサイゴン駅の外観を収めたかったという意図のみで
写真を撮影しておりますので、
この状況の実情については一切把握しておりません。










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ムイネの海産物市場。

海産物……市場。

ディスプレイ場所は、道端。
どこ歩いてきたかわからない幾多の人々の靴底に踏みしめられ、
その辺のワンちゃんが、所かまわずアレした現場であったりする、屋外道路上。

まあ、貝ですしね。肝心の中核部分は殻体に守られていますからね。
奥の方に魚とかも置かれてますけどね。
さすがに魚は下に紙敷いてますけど、それも薄っぺらいから、
水分とか染み出て、何の意味も成さなくなってますけどね。

シーフード美味しかったです。










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長らくの念願であった、ココナツ風呂に浸かる海老達。
入浴中。


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湯あがり。

察するに、なんとも殺伐としたお風呂時間だったようです。
完全に討伐事後の様相として見受けられます。










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道を歩いていたら、上から、大きな葉の一房が降ってきたので、
何事かと思って見上げてみたら、遥か頭上の木の幹に、人。

人間が滞在するには、あまりにも地上からの距離を感じる位置だったため、
右下の青年が持っている紐は命綱なんだろうなあ、
と一瞬思いましたけれど、
見てみたら、その先は明らかに上の人に結ばれてはいないですし、
ていうかよく考えたら、上の人に結ばれていたとしても、
これでは構造的に、命綱として機能するはずも、ないじゃないですか。

その紐が何の役に立っているのかもさっぱりわからないし、
上の人が、梯子より先の、枝すら無い幹をどのように登ったのかもわからないし、
まず、何のために、
そこまでの危険を冒して葉っぱを除去しようとしているのかもわからないし、
わからないことだらけ、
とりあえず状況が恐ろしすぎてそれ以上の直視を続けられなかったため、
私は、素早い動きで証拠写真だけ撮影して、
その場から逃げるように立ち去りました。

だけど、私の携帯カメラはシャッター音が大きいので、
撮影と同時に、下の奴が過剰反応してこちらに振り向いてきたりし、
必要以上にこっちまでドキドキさせられました。
目の前の状況に集中してください。

まあ、彼が持っている紐はたぶん何の役にも立っていないから、
別にいいんでしょうけどね。










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模様がお顔の擬態を成している、気色の悪いカニさん。

ちょっと……
これさあ……

完全にウケ狙いとしか捉えられません、この模様。

売り物だったんですけど、
私はどうしても堪えきれず、爆笑しながら写真撮ってしまったので、
あいにく不審者認定されて、
お店のおばさんが怖い顔で奥から出てきましたからね。
ちょっとさあ。これはさあ。
反則だよね。

こやつに悪気が無いのはよくわかっておりますが、
何かに難癖をつけたい気分いっぱいにさせられる佇まいのカニなので、
そうなるとやっぱり、本人に対して言う以外ないんですよね。


きもちわる! カニきもちわる!













おもしろい写真はたくさんあったような気がしたけれど、
見返してみたらおもしろい写真はそんなに無かったので、
予告の通りの「おもしろ写真集」などという表現には
到底及ばないおもしろ写真日記になってしまいましたけれど、
これ以上おもしろい写真は無いのでこれにて終了おもしろ写真日記。






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ムイネ トリップ 【2日目】

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ムイネ旅行2日目。





私の今回のムイネにおける目的は、
常日頃からの憧れ「砂漠」へこの身を佇ませるというところにありました。
そうです、ベトナムにはイメージがありませんが、実はムイネには砂漠があるのです。

しかし、如何せんこの「ムイネ砂漠」、
贅沢なことに、白砂漠と黄色砂漠と2つも存在しているのですが、
どちらも、ホテルなどが密集している中心部からは少し離れた立地となっていて、
旅行者にとっては、自力で訪れようとするのは難しいという点がネック。


はじめは、レンタルバイクでも借りようかと考えましたが、
ふと、当日の状況を具体的に想像してみたところ、
一日が終わった時点で、熱烈な日差しに晒され、こんがり焼けあがった自分自身が
容易に思い描けたので、即座に却下。


他の手段を検討した結果、ムイネの旅行会社にて、
砂漠ツアーの設定があり、2つの砂漠をどちらもめぐってくれるとのことでしたので、
ここはおとなしくその催行に乗っかることにしてみました。

事前に案内を見ると、「ドライバーガイド」付のプライベートツアーで、
バイクの催行と、ジープの催行と、2種類の設定有。
移動手段としてのみ使いたかったので、ガイドは不要なのですがという旨の
問い合わせをしたところ、「いいけどそれでも同じ金額だからね!」との返答。
最初は、日差し完全防備の上、バイクでもいいかなぁと考えましたが、
予想外に日よけ対策グッズの準備が捗らなかったので、結局ジープで手配依頼。

ちなみに、混雑必至の連休について、
出発前日に旅行計画始めた挙句、旅行会社に問い合わせなど入れる方々について、
「もう少し早く計画できないもんなんですかねそんな何も前日に
 休みが決まったわけじゃないだろうし何なんですかね本当に人格疑います」
とか、何年間も、ことあるごとにブツブツ言ってきた歴史のある私なのですが、
ムイネのこの問い合わせについて、
旅行会社へ依頼したのは、出発1日前のことでした。
別に前日に休みが決まったわけではありません。
本当に、人格を、疑ってしまいますね。






そんなわけで、ギリギリでの計画故に、
手配ができたのは、午前催行で砂漠での朝焼けが見られるという時間帯のコース。
中心部から砂漠までは、車で30分以上かかる上、朝日を拝むという設定上、
ホテルへのお迎えは朝4:30。
朝シャン派の私は、前夜のチョコレート攻めの疲労が残っていたにも関わらず、
がんばって3時に起床・支度をし、
まだ真っ暗な周辺に心をときめかせながら、出発。



ホテル前に出てみると、お迎えのジープが、
闇に紛れてひっそり停まっているのは発見できましたが、ドライバーが居ない。
辺りを見回してみると、木陰の休憩所のようなところから、
既に疲労感を漂わせているっぽい風貌にて、
ドライバー、Mr.チュックがのそのそ登場。
私の名前が書かれた紙をごそごそ出してきて本人確認。
名前ぐらい口頭の確認でよいのでは、と一瞬、心の一部分を、
ドライバーへ対するぼんやりとした不安の予感が掠めましたが、そんなものも、
初めて乗るジープにテンションが上がり、
朝っぱらから子供みたいに騒いで、すぐに忘却。


夜の空けきらない暗闇の中を、窓のないジープは、
風を轟々と取り入れつつ、砂漠へ向けて直走ります。




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最初に目指すのは、中心部からより遠い、White Sand Dunes、白砂漠。
近づくにつれ、段々、小夜が暁天へと変わっていきます。





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砂漠へ到着。
「ガイドは要りませんので」報告を事前に旅行会社さんへ入れていたから、
到着後は時間を決めて自由行動にでもしてくれるのかと思いきや、
着くやいなや「さあ俺へ着いて来い」状態で砂漠へ繰り出すドライバーさん。
熱烈解散希望の私でしたが、
そんな発想すら無さそうなチュックさんの、誠意に満ちた表情の前に、
我侭をいうことができず、ずんずん進んでいく彼の後にひたすら従いました。
というか第一、チュックさんは英語を理解されないご様子でしたので、
私が万が一、自由行動云々と騒いだとしても、
何も変わらず先導を切って砂漠を突き進まれていたことであろうと思います。





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砂漠。
なんとも果てしない景色。
白砂漠のほうは、観光客も少なく、朝に訪れれば
誰の足跡も無い見事な風紋が見られるという事前情報がありましたが、
確かに人も少なく足跡もなかったですけれど、
砂漠入り口から移動してこられる二輪車のタイヤ跡がかなり目立って、
それが少しだけ残念。


それにしたって、素晴らしい光景。
遠い空気と、見渡す限りの砂、
そこへ座り込んで乾いた郷愁を吸い込む私と、
数歩離れたところでそれを見つめる、チュックさん。



……え。

なんだか、思いに沈んでいる黄昏モードの私に対する、
いつ動くのかとそわそわしながら待ちぼうけている視線を、後方から感じます。

……え……すっごく……やりづらい……。




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気を遣って立ち上がった私を見て、更に先へと進むチュックさん。
しかも歩くのが速い。
こちとら、砂にまみれた足元が覚束なくて、付いていくことに必死。


チュックさんいわく、ここの白砂漠は「Beautiful」とのこと。
おそらく、彼は、ご存知の英単語がBeautifulとPictureぐらいのようなのですが、
それでも何とか私とコミュニケーションをとろうと話しかけてきてくれるため、
ここの白砂漠で、私は20回ぐらい「Beautiful」「うん」というやり取りを、
繰り返した記憶があります。





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昇る朝日。




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朝焼けの訪れと共に更に動きが活気づき、より一層遠ざかっていくチュックさん。
砂漠初体験の私を気遣うこともなく、経験による自信に満ちた足取りで進みます。





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結局、お目付け役ミスターチュックの終始監視に気をとられすぎ、
あまり砂漠空間に漂うノスタルジアを味わいきることができないまま、
彼のペースに乗せられて滞在終了。
ムイネの移動手段として浸透しているジープ、
戻ってきたら何台か並んでおりましたので、なかなか様になる駐車場の光景。
私が乗ってきたジープ(チュックジープ)は、一番奥。







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砂煙を巻き上げながら、昇ったばかりの朝日の中を突き進むチュックジープ。



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さすがに4:30集合は身体に堪えるのか、険しい表情で業務に徹するMRチュック。
ジープの走行音は、騒音レベルの大音量。






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そこから15分ほど戻り、たどりついたのは、Yellow Sand Dunes、黄色砂漠。
イエローという割に、砂の色は赤っぽい茶色に見えます。


ネットやガイド誌などに、こぞって掲載されていた
「砂漠につくと、即座に、ソリ滑りでお金を取ろうとする子供達が
 ソリをもって駆け寄ってくる」という情報について、
白砂漠では一切光景として見受けられませんでしたが、
黄色砂漠では、観光客の数自体が多いだけあって、文言通り、
到着・降車とほぼ同時に、こちらへ集まる商売人チルドレン達の姿が。


ソリ滑りする気なんて端から無いにも関わらず、
事前に広く伝わっていた現状を実際に目の当たりにしたことによって、
何故か喜びのこみ上げてくる私。
そして、ソリ滑りをしないなんて一言も言っていないのに、
さも当然かのように、迫りくる子供たちをバッサバサと、
まるでなぎ倒すかのように、根こそぎ追い払いつつ進むチュック氏。

これ、ソリ滑りやりたがってるお客さんだったらショックだろうなあ……。
調べたところによると、ここを訪れた方々の感想のうち、
こぞって「ソリの子供はしつこい。断っても断っても付いてくる」
という部分が統一されておりました。
私の場合は、MRチュックがなんて言っているのか理解できないので、
どんな断り方をしているのかさっぱりわかりませんでしたけれど、
とりあえず、一度寄ってきた子供達は、結果的に、
こちらへ二度と近づいてすらきませんでした。
チュックの秘めたる眼光の鋭利さに、漠然とした恐怖を抱きかけた一幕。




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たまたま一枚目の写真は、人間の影すら写りこんでおりませんが、
これは奇跡的な瞬間、というか、奇跡場面そのものであっただけのことで、
この日は連休というだけあり、実際は、
白砂漠の50倍ぐらいの観光客が犇く、人間地獄が広がっていたのです。


チュック氏曰く、ここ黄砂漠は「No Beautiful」ということらしい。
砂漠に入って5分ぐらい歩いたところで「Picture?」と写真タイムを設けてくれて、
そこで全ての目的は達したと言わんばかりに、すぐさまお帰りモード。

おそらく、観光客が大量にいるのと、砂に足跡だらけな点が、
彼のお気に召さない点だったのかもしれません。
確かに、訪れている人間の数は相当なものがありましたが、
無数の足跡によって陰影の生み出された砂の海の光景は、
それはそれでなかなか絵になっており、
私からすればまったくもって「Beautiful」そのものの景色でありました。







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ジープは、ムイネ漁村へも立ち寄ってくれます。

私は、海辺の砂浜へ降りて、拾う貝殻の選別ができる時間ぐらいは
与えてくれるかと思っていましたが、
ここもあまりオススメではない様子のチュック氏、

「Picture? (意訳:撮ったか?)」 「うん」
「Beautiful? (意訳:綺麗に撮れたか?)」 「うん」
「よし、じゃあ、もう行こうか(ベトナム語)」

という、もうここまで来ると、この英単語2つのみで意思の疎通を
成り立たせることに対して一種の尊敬の念までも抱かせるような会話術により、
さっさと漁村を後にします。
段々と、あれ、チュックさん、これ、自分が早く帰りたいだけじゃね?という
邪悪な憶測が自分の胸に去来するのを押さえきれなくなってくる、私。







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仕事の迅速なドライバーさんのおかげで、
当初の予定よりもだいぶかっ飛ばしで行程の進む中、
早くも最後の観光場所へ到着。

スイティエン渓流、フェアリーストリーム。
フェアリーストリーム。
一昔前のジャンプの漫画の技名とかでありそうな雰囲気。

ここも、観光地の少ないムイネ観光においては、
取り上げられることの多いスポットであり、
私も、自力で行くほどのことではないけれど、
ツアーに入っているならば
行けて嬉しいという感慨ぐらいは抱くような場所だったのです。

なぜなら、ここがどういう観光場所かというと、


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目的地へたどり着くまでの道中、
このように、小川の中をざぶざぶと、歩くことができるからです。





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序盤は鬱蒼と木々が茂り、
ジャングルウォーキングに近いエンターテイメントムード。
サンダルが脱げて流されていきそうになるので、裸足で歩くことに。
自然回帰願望のそこそこある私は、
川の水の流れと、その下の泥の柔らかさを
足裏で感じながら歩を進めるという、
普段の日常ではまず体験し得ない感触を、一歩ごとに満喫。



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さすがに慣れているだけのことはあって、余裕のチュックさん。
友達と雑談電話をしながらであっても、歩くスピードは衰え知らず、
小川歩行初心者の私が、後方にてどれだけ遅れを取ろうが、
相変わらず、彼が見据えるのは、己の前に広がる道のみ。
ここが終われば帰れるという精神的高揚ゆえか、心なしか、足取りも軽い。
反比例する形で、小川は、流れの激しさも水嵩も増してきていました。




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10分近く歩いた後、切り立った岩肌の渓谷へ到着しました。
渓谷と呼ぶには若干リトルサイズであるスケール感が否めませんが、
澄みわたった空の青色を背景にすると、鮮やかな赤茶色が映えて、なかなか迫力です。




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巷の観光界隈では、ミニ・グランドキャニオンなどと呼ばれているようです。
数枚ぶりに、チュックの写り込んでいない一枚がやってきて、少し小休止気分。



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帰り道。
ここまできたら、後は帰るだけなので、
その後姿にも、大層な解放感が漲り始めるミスターチュック。



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小川も更に終わりが近づき、
彼の背中には既に後光が差し始める。





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こうして、
予定されていた終了時刻より一時間ほど早くホテルへ戻ってきまして、
無事にジープチャーター終了。


その時点でもまだ朝7:30でしたので、その後、ホテルで仮眠を取って、
ものの数時間の屋外滞在にて更に進行した日焼けを見て一頻り泣いた後、
ココナツシントーと海鮮フーティウと海鮮ゴイクンという
ビーチリゾートらしいシーフードを満喫してから、
連休最終日の悪夢のような渋滞に巻き込まれつつ、バスにてHCMCのお家へ帰宅。





なかなか「休日」らしいショートトリップの過ごせた2日間でした。

それはそうと、
さも続きの話であるかのように、
しれっと、【2日目】などと、
タイトル内のサブタイトル的な表記が為されておりますが、
それでは1日目の記事は一体どこへいったんだと、
思っている方も、中にはいるかも、しれませんけれどね。
一日目の記事はね、そんなものはね、ありませんよ。
書いていないのだから、存在など、しないのですよ。


本当は、正しい順序を踏んで、一日目の話から取り掛かってみたのです。

ですが、あまりにも出来事の一つ一つを細々と書き進めてしまったため、
タクシー拾って、四苦八苦しながらサイゴン駅行って、
時刻の狂った時計表示を堂々と掲げるサイゴン駅で、
一瞬自分が時間を間違ったのかと恐々としつつもダラけて、
電車乗って、おっちゃんに絡まれて、
また違うおっちゃんと向かい合わせの座席で、微妙な気まずさを覚えながら、
出発したと思ったら、やってきた車内販売でとんでもないものを売っていて、

というところまで進んだあたりで、やる気を無くして、書くのを止めました。
あまりにも見通しの立たない先行きを遠すぎるものに感じてしまって、
志半ばで、継続できる意思が失われたことが原因です。


一日目は一日目でいろいろあったのですが、
今回の目的であった二日目の方が、まだ、記す作業へ対するモチベーションを
保つことができたので、だったら書きたいものが書くべきことなのだ、という
自己暗示のような考え方に従って、このような流れを作ってしまったわけです。







そんな今回のミスター・チュック記、いかがでしたでしょうか。

もはや、砂漠云々じゃなくて、完全に、
チュックに纏わる一日を描いたチュックレポートとしてここに完成いたしましたが、
とりあえず、素晴らしい一日をアテンドしてくれたチュックさんどうもありがとう。
チュックさんの写真を撮りたいから撮らせてくれと何度頼んでも、
瞳の奥の謎の光をギラリとさせながら、頑なに、「No,Picture,No」と、
写真に撮られると何かマズいことでもあるんじゃないかとこちらに勘ぐらせるほど、
激しく撮影を拒み続けたがために、
後姿のショットばかりになってしまったチュックさんどうもありがとう。






逆流一日目編については、
皆さんもう既にお察しのことかと思いますが、
このまま闇に葬られる可能性が、
ほぼ確定事実と呼んでも差し支えないほどに濃厚です。


なのでとりあえず言いたかったことだけ言っておくと、

ムイネの海は、別に綺麗じゃなかった。
関屋浜にとても似ていた。











次回、ムイネで撮ったおもしろい写真集編、おたのしみに!
これはたぶん、書く!




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右に左に揺れ動く

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その時、私は砂漠に居た。


だったか、


その時、私が居たのは砂漠だった。


だったか、


その時、砂漠に居たのは私だった。


だったか、


詳しくは覚えていないけれど、
そんな書き出しの日記を、
かれこれ半年から一年以上、
ひょっとするとそれよりも更に長きに渡って、
ご自分のホームページの表紙に載せ続けていた人のことを知っていて、
私はその人のことが好きなので、
私が砂漠を好きでいるというこの心持に関しても、
きっとそこから繋がって続いてきた現象なのだろうと思い、
朝焼けに翳み、風に歪む砂の呼吸を肌で受けながら、
耳から流し込んだその人の声によって、地平を見たりした。



その時、私は砂漠に居た。
太陽から逃げるように雲を追いかけるうち、
止まない流動に足を掬われた。