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また似てる人を探してしまうだろうか

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ついぞ最近、割と久々に 「誰々に似てるね」 と人から言われました。


私はこの話題が好きなので、今までに何回も聞いている人もいるかもしれませんが、
そういう方々にはしつこい話で申し訳ないんですけれど、
私は、今までの人生で、 「誰々に似てるね」 といって挙げられた人物の数が、大変豊富です。

何故この話題が好きなのかというと、
ただ一人の人間に対して、「似てる」 と捉えられる人物がこうもたくさん挙がるという事実が、
同じ人間へ対する印象や見方のバリエーションの広さを表している気がして、
心理学的な面から考え、大層興味深い現象だと捉えているからです。

今回久々に思い返し、今までに 「似てる」 と挙げられた人物を数えはじめてみましたら、
記憶に残っている範囲で、実在の人物に限ると、その数23人でした。

しかも面白いのは、言われ方の中には、
「ちょっと雰囲気が似てるね」 程度の表現もありますが、
「ものすごく似てる、むしろそっくり」 というニュアンスも少なからずあるということ。
「ちょっと雰囲気が似てるね」 ぐらいなら、まだわかります。
私の見た目の100%ではなく、何か一部分の印象を取り上げての話と呼べるので、
見る部分自体が人によって違ったことにより、
その一部分の空気の類似した様々な人間が挙がるというのは、まあ納得です。

怖いのは、私と同じ時代に、同じコミュニティに属し、
同じ時間、同じ場面を過ごしている幾人かの人々に同時に、
「そっくり」 だと言われるまったく別々の人間を挙げられたりするとですね、
そしてまた、その例えられた人間のタイプが、
客観的に見てまったく似通うところがなかったりするとですね、
一つの個体に対して、どうしてそうも様々な印象の生まれることができるのだろうと、
私自身の他者へ与えるイメージの振り幅を思って、末恐ろしくなるわけです。

昔、職場がらみの研修旅行で、初対面の人数十人と旅に出た時、
最終日4日目あたりで、「私が誰にそっくりか」 という議題で喧嘩が起きかけましたからね。
大げさに言ってるっぽいけど、あの時は結構深刻な議論の様相を成していたのです。
ちなみにその時、似ている人物の二大意見として挙がっていたのは、
割とアダルトな雰囲気のお姉様キャラと、完全ロリ系少女の二人物だったので、
もう本当に何がなんだかわからないのです、
しかも、議論の最中終始無言を貫いていた寡黙な方から、終了後、
「実は私は、貴女は誰々に似てると思います」 などと、
第三の人物をこっそり耳打ちされた日には、もう、



しかし、この豊富な 「誰々に似てるね」 発言、
私の人生において、そのほとんどが、今から10年前~5年前に集中しており、
この頃は、本当にしょっちゅう (特に初対面の場面に多い) 聞かされていたので、
「あの、言いたいことがあるんですけど、都さんって……」という
例の独特の切り口がやってくるだけで、
「はいはい来ましたね今度は誰ですか」という
受け入れ態勢の準備が自動的に整ってしまうような始末でした。
でも思い返してみると、ここ2~3年ぐらいは、
時々思い出したかのようにチラホラ言われるだけで、
以前のような怒涛の類似人物挙げ連ねラッシュは、
かなり沈静化の一途を辿っているように思います。
ようやく、人生の3分の1が過ぎて、
私は誰かに似ることの無い、
私だけの私らしさが私だけに身についてきたということなのでしょうか!
ついに私は私だけに!
Ich gehoer nur mir !
Ich bin zu jung um aufzugeben !
Viva Verona!





それはそうと、この話をすると、だいたい、
「今まで誰に似たと言われたのか具体的に言え」 という返しをもらいますが、
自分の中で似てるとは到底納得できない人物ばかりが挙がっている為、
どうも気後れしてしまって、それらを口にすることができないんですよね。

唯一自分でも 「あ、ああ……なんか……あぁ……まぁ」 と絶妙な納得をしてしまったのは、
10代後半の輝かしい素敵純情可憐乙女時代の私へ、
母智子が無残に 「貴女似てるわ」 と告げてきた、五輪真弓さんぐらいですかね。

無残に、っていう書き方は、さすがに五輪真弓さんに失礼だと思いますけどね、
当時の私は黒髪ワンレンロングだったせいもあっただろうしね。
でも、割と最近になって、母とその話をした際、
「貴女の顔が変わったから、最近は全然似てない」 と、
何故かどことなく悔しさを漂わせる口調で言われて、
自分の奥から滲み出る安堵感を隠すことは正直できなかったですけどね。
なんですかこの言い様は、五輪真弓さんに対して失礼ですね、
まあ、とりあえず一度でいいから、
五輪真弓さんには妖怪人間ベラのコスプレをしてほしいですね。
あと何回も言うけど、私、整形してないからね。







ちなみに、今までの人生で、似てるといわれて一番絶望させられた人物は、
今から約10年前に世間をにぎわした、
東北のとある児童殺害事件の犯人の女性です。



言ってきたのは母智子です。



私は、娘をそういう風に育てないように気をつけます。




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