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(割とまじめな)ビエンチャン旅日記

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先日、ラオスのビエンチャンへ行って来まして、
なかなか、その土地へ対する鮮烈な印象を抱いたもので、
どうしても旅ブログをしたためておきたいと望んでいたのですが、
なかなか筆が進まず、
でもそうこうしていると、次の行き先の旅ブログも書きたいから、
そっちを書くであろうことを思うと、
ビエンチャンが、いつも通りの展開で華麗にパスされそうな予感がしてきました。

しかし、自分の事ながら、そんな仕打ちは納得がいかないので、
妥協プランにはなりますが、「ビエンチャン写真日記」にて、お茶を濁そうと思います。
時間が無いけど記したい際の、最も効率的な実現手段を、採用するわけです。
「書く」ということへの意欲が少ない状態で手をつけるため、
完全に熱度の低い内容となってしまいますが、書かないよりは、たぶんマシ。






最初に結論からいうと、
ビエンチャンは、想像していた雰囲気とまったく違う土地でした。
もっと未開拓の、アジアめいた土っぽさがある、後進的空気を想像していたにも関わらず、
空港をおりて、外に出た第一歩目でいきなり感じたのが、
「日本っぽい!」ということ。
というよりも、もっと正しく言うと、
「日本の田舎っぽい!」でした。

空気が綺麗で、騒音が無くて、道は広く、人々は整然としており、車の運転もおだやか。
到着時は夜だったにも関わらず、空港からホテルまでのわずか15分の道中だけで、
私が一気にラオスを気に入ってしまったのは、
車窓から入ってくる景色と、周囲の環境に、
どうも故里を思い出してしまったからなのかもしれません。






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更に言うと、町が小さくて、全貌を把握しやすく、歩いて回るのも簡単な上、
何のあてもなくフラフラ歩くだけで、自然と心が癒されるような、不可思議な雰囲気が、
その光景の端々からあふれ出ているのです。
写真は、ホテルを出てすぐの道路。
「ビエンチャンの超セントラル」という好立地のホテルを取っていたはずだったので、
そこを出てすぐ、周囲にあまりにも何もないこの景色を目にした瞬間は、
「ビエンチャンの超セントラル」にたたずんでいるとは到底思えない
自分自身の状況に、唖然としたものです。






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That Dam(タートダム)という、「黒い塔」という意味の、ただの塔。
ホテルから歩いていける距離にあったのですが、
本当に、そこに存在しているだけの「ただの塔」であるという話だったので、
別にわざわざ観光に行くこともせず、他の場所へ向かう時のトゥクトゥクで通りかかっただけ。

何の目的で、誰によって、いつ頃建てられた建造物であるかなど、
あまり確実にはわかっていないようなのですが、
一説によると、かつて異民族の襲来でビエンチャンの町が焦土と化した際、
呪いの意味を込めて、不幸な暗黒の闇の黒塔を建てた、などという逸話もあるようで、
そんな事前情報を調べていったがためか、「ただの塔」のはずなのに、
やたらとどす黒い力を放出する、謎の威圧感があり、
なかなか見蕩れるような出で立ちをしておりました。

しかし、パッと見は、なにせ「ただの塔」なので、観光客などは特に居ません。
トゥクトゥクのドライバーのおっちゃんも、
車窓から必死で写真を撮る私を白い目で見るだけで、
スピードを緩めてくれるような配慮も、特にありませんでした。
やさしくない。






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数少ない、ビエンチャンの観光見所の一番手、That Luang(タートルアン)。
この日は、空がよく晴れていたので、空の青色に金色が映え、
まるで異世界のごときフィクションムードを醸し出していました。
半裸の僧が、タバコ吸いながら敷地内をウロウロしていたのも、
ちょっと現実的には考えづらいシチュエーション故に、印象的。

あと、訪れたのは日曜日だったにも関わらず、
ちょっと心配になるぐらい、人が居なかったです。
だからこそ、人が居ないから伸び伸びと暴挙に出ているのであろう僧と、
たまたま目が合った瞬間の理不尽な気まずさといったら。






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寺院を囲むようにして、屋根付の回廊があるのですが、
ぐるっと一周する最中、常にこの有様。
繰り返しますが、ここはビエンチャン一の観光地で、しかもこの日は日曜日です。






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Ho Pha Kaew(ホーパケオ)。
昔あったエメラルド仏のための寺院とのことですが、
その後異国からの略奪にあったため、主人不在の居所のみ遺跡化。
人影はまったく見当たりません。






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ことごとく人が居ません。
何回でも言いますけれど、この日、日曜日なんですよ。
ねえ。






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鎮座している仏像が、どういうわけか、やけに魅力的に見えるなあと思って、
その発生ポイントを探るため、よくよく、その御体を嘗め回すように観察してみましたら、
この、指。
指! 指!!






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これも、何気ない景色を撮影したふりをして、
完全に指目的の視点で撮ってますね。
いやらしいですね、






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Wat Sisaket(ワット・シーサケット)
敷地内に、大小合わせて7,000ぐらいの仏像が安置されているとのこと。
人が誰も居ない。






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仏像に使っていた宝石類は、略奪の流れで全部盗られていったそうですが、
その一端なのか、中途半端に破壊された像も、多々残っています。
人が以下略






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外観。
なぜかちょっと沖縄っぽく撮れた。
ていうか、あの、そろそろしつこいとは思うんですけど、
あの、人が、人が、
今までの写真、人間が、全然、写ってなくて、
ちょっと、怖いぐらいなんですけど、なんなのこの国






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ここでようやく、ちょっと人の写った写真が!!
Patousay(凱旋門)。
ここがかろうじて、一番賑わっていました。
うん、そう、これでも、一番人が居た観光地だったんだよ。

でも、お客さんの数よりも、
異常なレベルで大量生息していた、写真屋の存在がかなり気にかかりました。
観光地にたまに居る、建物をバックに入れて、写真撮ってくれる生業の人ですね。

本当に、特定のエリアに関しては、そこら中、写真屋だらけでした。
目に入る限り、お客の数の2倍は、写真屋がウロウロしていた気がします。
彼らは、パッと見で解りやすい、青のベストを着用しているため、
より、その生息数の尋常ではない多さを認識しやすかったというのもあります。

そして、小学生ですらスマートフォン所持しているようなこのご時勢、
わざわざ写真撮影にお金を払う観光客など、かなり奇特な存在ですから、
需要供給の比率が、あきらかにおかしいわけです。
絶対に、彼らは、人生の道を真剣に再検討するのが賢明だと思います。
というより、余計なお世話でしょうけど、生活が成り立っているのか心配です。
暇すぎて、公園みたいなところで、写真屋6~7人集まってゲームみたいなのしてたからね。
君たち、みんな青ベストだから、余計目立つんだよ、とりあえず、転職活動しようよ。






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あまり興味が無かったんですけど、とりあえず行ってみたナイトマーケット。
興味が無かった理由としては、東南アジアのナイトマーケットって、
だいたいどこも同じようで変わり映えがしないと思ったからなんですが、

実際は、今までのアジアナイトマーケットの中で、一番楽しかったです。
理由としては、
基本的に、お洋服のお店が多く出店している傾向にあったのですが、
扱っている服のセンスが、全体的に、かなり、好みだったから!
(オフショルダータイプ多数)
ベトナムで流通しているデザインよりも、ずっと素敵なものが多い、
それどころか、かわいいものがありすぎて、ほとんどの店で足を止めさせられる始末。
他のアジアのマーケットと違って、どの店も同じ商品扱ってるとかではなく、
全部の店でそれぞれ、特色ある方向性を打ち出してきているのも、興味深かったです。

だけど、楽しかったのだけど、同時に、今までのマーケットの中で、一番、辛くもありました。
理由としては、
滞在3日目の夜に立ち寄ったこのマーケットにて、私は、
まさかの現地通貨キープ切れを起こすという失態をやらかしていたからです。
ラオスでは、通貨として、ラオスキープと、USドルが使えますが、
私は、市内ではベトナムドンからの両替などできる場所もないという現実を知らず、
唯一、ドンからの両替ができた空港において、
それほど大きくない額しか変えてこなかったため、
その分を使い切った後は、何の役にも立たない紙切れベトナムドンしか、
財布の中には残っていない状態だったというわけです。

テンションの上がっていたはずの市場練り歩きも、だんだんと、
心奪われる存在を目の前にしつつ、
結果的には自分のものになることはない現実の残酷さが身に染みるようになりはじめ、
後半部分では、もはやそれらを直視することができないような荒んだ精神状態へ転落。

ナイトマーケットって恐ろしいですね!
でも私は、ナイトマーケットより、夜市という言い方の方が好き!
最初から夜市って書けばよかった!






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町の中心、ナンプ広場の噴水。
ホテルは、ここのすぐ横だったのですが、
毎晩毎晩ここで演奏しているバンドの音楽が、6Fの客室まで響いてきて、
しかも夜の23時頃になっても、まだガンガンで掻き鳴らしているので、
まあ、そんなに快くも思っていなかったのですが、
この日は帰りがけに立ち寄ってみたら、アコースティックDAYだったのか、
なかなか良い感じのアコデュオがしっとり演奏してましたので、思わず立ち止まりました。
Payphoneのカバー歌ってました。
曲の間奏部分とか、MC部分での、
2人のやりとり、距離感、必要以上の見つめ合いとか見て、
ああ、こいつらデキてんなあ、と思いました。
ちなみに2人とも男の子です。








手短に済ませるために、わざわざ写真日記にしたというのに、
結局、なんだかんだで長くなってしまいました。
しかも、熱度は開始時同様低いままで、
無駄に長さだけを重ねてしまいまして、本当に申し訳ない気持ちでいっぱいです。

ビエンチャンについては、日本からのお客様には、さほど評価はされないような気もします。
私も、もし日本に住んでいる身であったら、
別段鮮烈な感想を抱くことも、きっとなかったでしょう。
静かで、穏やかで、日本から思いを馳せる「東南アジア」にしては、
ここは、全てが緩やかすぎるのです。
まさに「東南アジア」真っ只中といった風情の、
エネルギッシュホーチミンで暮らす日常があるからこそ、
どちらかというと、日本の清潔感に近い空気を持っているビエンチャンに、
惹かれる余地もあるのだと思います。


つまるところ、ホーチミンに住んでいる私は、ビエンチャン、大層気に入りました。
滞在時から既に「住みたい」を連発するこの感じ、前にもどこかであったなと考えてみたら、
初ホーチミン旅行時の感想と、通ずる部分がありました。
その、初ホーチミン時なんて、ガイドの人に「住みたい住みたい」を連発し、
「いつ引っ越してきますか?」と訊かれたので、
冗談で「まあ1年後ですかね(笑)」などと答えてましたが、
結果的に、本当に1年後にはホーチミン在住と化していたという……



こわいですね、これは、まさか、1年後私がビエンチャンに住んでいる可能性……
あるかも!しれません!あるかもしれません!
好きですビエンチャン、住みたいですビエンチャン!

住むには、不便は無いと思います。
ベトナムのハノイなどよりはコンビニも多かったし、オシャレなカフェもあるし、
ちゃんと、空港なんかにも、日本語新聞閲覧コーナーだってありましたしね、
最先端の情報もしっかり入ってきますしね、
ほら、見てください、わざわざ「一番早い」とか謳ってるぐらいだから、
即日配送レベルの、よっぽど早い……
情報……が……



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え……
日付……
え…………





無いわ!やっぱビエンチャンは無いわ!!住むのは無いわ!!

今後も、旅行(もしくは長期滞在)で満喫します!


次回、愛と狂気のロマンチック旅日記(ベトナム国内編)へ続く!


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