categoryベトナム

これにより、私は mông というベトナム単語を学んだ

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主要キャラのみならず、
”先生まん”やら
”出木杉まん”やら
”きれいなジャイアンまん”やらという、
やたらマニアックすぎるラインナップの「ドラえもんまん」シリーズで有名なベトナムファミマが、
今回出してきた新作まん。



これだけを見るとなんのこっちゃという感じですが、
わかりやすくケースに入った姿が、こちら。







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すごい。


いよいよドラえもんキャラを出し切ってしまったのか、
着手する作品自体を変えるという方向転換ぶりですが、
そんなことよりも、とりあえず、おしりって。
おしりまんって。

一枚目の写真だけを見ると
「おや?セクシーな水着の胸元まんかな?
 いやいやでもまさか、天下のファミリーマートさんが、
 よもや食品の形状にそんな野卑な題材を選ぶはずもないし」
とでも思えそうな見た目をしていましたが、
まさか、胸元よりも更に大幅な野卑さを誇る、おしりまんだったなんて。


クレヨンしんちゃんの新作映画(襲来!!宇宙人シリリ)とタイアップの上で
このおしりデザインチョイスだったようですが、
それにしたって、さすがベトナムとしか言いようのない、
ある意味勇気ある商品化だと思います。


そして、中身はチョコクリームでした。
この形状で、中身がチョコクリーム。
もはやこうなってくると、購入した上でやるべきことは、
おしりまんの真ん中あたりから中のチョコクリームをうまいこと放出させて、
その様をおもしろおかしく写真におさめること以外にないような気がしますが、
残念なことに、両方のおしりそれぞれにクリームが入っているため、
いいように真ん中から中身を押し出すことはできない仕組みになっていました。


あと、私が購入したものは一枚目の写真です。
しかし何故かしんちゃんのケースに入れてくれず、
これでは何を表した”まん”なのかがまったく伝わらなさそうだったので、
先に写真をインスタグラムにアップされていた、
ホーチミン先輩ママのAさんより、二枚目の画像をお借りした次第です。
この、真ん中に空いている微妙な空洞あたりが、
もはや完璧としか言いようのない完成度を誇っている、
素晴らしい写真だと思います。
Aさんありがとうございます!






ちなみに、おしりの味は別に悪くはなかったです。
しかし、購入時にファミマの店員たちが
「おしり(笑) おしり売れたよ(笑) この人おしり買うって(笑)」
といった意味合いであろうことをベトナム語でいいながら、
ニヤニヤとやたらはしゃがれ居心地が悪かったので、
もう二度と買うことはないでしょう。



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category日常

たかが一年されど一年

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息子の一歳のお誕生日に作ったケーキ。

一歳児でも食べられる食材を使い、その総量は、
食パン3枚+ヨーグルト250g+フルーツカクテル200g+たまごボーロ30粒、
という、一人で食べきるように考えられたサイズ感ではなかったにもかかわらず
彼は手づかみ食べでほぼ全て食べつくしてくれました。
さすが、近頃、お腹がメタボのおじさん形になっているだけのことはあります。




そんなわけで、吟士が産まれてから早くも一年が経過しました。
一歳記念行事として、当日は【選び取り占い】と【一升餅担ぎ】を執り行いました。

選び取りは、いくつかの品物を並べたところへ赤子を解き放ち、
最初にその中のどの品を取るかによって、
才能や、将来の職業を占うというもの。
並べる物品には特に決まりが無く、
その解釈についても基本的に自由であるということだったので、
我が家にて即席で準備した品物は下記の通りでした。

・絵筆 (アーティスト、絵の才能)

・お金 (お金持ち、お金に困らない)
・スプーン (料理家、食べ物に困らない)
・漫画本 (漫画家、絵の才能)
・小説 (小説家、文学の才能)
・メジャー (職人、エンジニア)
・クライミングシューズ (スポーツ系、運動の才能)
・ドラムスティック (ドラマー)
・ピック (ギタリスト、もしくはベーシスト)
・笛 (笛吹き)

後半の音楽系については、細かく分類しすぎて、
それを取ったらもはや担当パートまで限定されるという
謎のシビアな厳密ぶりを演出してしまいましたが、
まあ、どれをとっても「音楽の才能」を示すという
緩やかな解釈で進めることとしました。

そして、そんな魅惑の品物(彼にとってはオモチャ)エリアへ
放たれた息子が何の躊躇も無く向かった先は……


漫画本。


なんという。
まったく予想しなかった意外な選択肢。

更にそこから、第三候補まで取り上げるのを見届けましたが、
二番目はお金、三番目はスプーンを取っていたので、
「漫画家として成功してお金持ちになり、食べるのに困らない」
という何とも夢のような筋書の解釈を楽しむことができました。
漫画家になれるのは宝くじに当たる確率よりも更に低いとかよく聞きますので、
吟士くんには死に物狂いの努力でなんとか頑張ってもらいたいと思います。



その後、前述の通りに大量ケーキを手でむさぼったがため、
手も顔も服も椅子も床もベチャベチャにしまくった吟士はパンツ一枚にされ、
その状態から、重りに等しい餅を無理やり担がされるという、
本人的には地獄のイベントである一升餅担ぎの実行へ。
これは、一生食べ物に困らず、一生健やかであるように、という願いを込め、
一升(約2Kg)の餅を担がせることによって、成長をお祝いする日本行事の一つです。

今回は状況的に一升餅を手に入れられなかったので、2Kgのもち米にて実践しました。
装着される時は何故か異様に嬉しそうでニヤニヤしている被虐趣味の息子。
しかし、さすがに体重10Kgの肉体へ対する2Kgは相当な負担らしく、
ハイハイしながらフラフラになって机の脚に頭をぶつけ、
途中からシクシク泣いていました。
そこからなんとか最終的にそのまま立ち上がったので、そこで終了。
やはり、一升餅担ぎは
「赤子がエンエン泣きながらのたうちまわる」という愛しげな様を見物するのが
一番の醍醐味といっても過言ではない様相を成していますので、
泣き始めた瞬間に、内心「よしきた!」と舞い上がったのは言うまでもありません。


そんなこんなで、当日は、Youtubeにて、
世界的有名アーティスト達によるいろんなHappyBirthdayソングで祝ってもらったり、
その翌日はお友達とアオザイパーティを開催し、
吟士だけ頭の形が異様に縦長なのでアオザイの帽子が入らなかったりと、
なかなか愉快なお誕生日を過ごすことができたように思います。


この一年は本当にあっという間でした。

ここから先もすぐに大きくなっていってしまうことでしょうから、
まだ赤子の様子が残る今の一日一日を、
大事に噛みしめながら過ごしていきたい所存です。







それはそうと、
一升餅と選び取りって、
一歳の誕生日に、一般的に行うものなのだと思って我が家でもやりましたが、
調べてみると、現代の家庭で実施する割合はせいぜい3割程度らしいです。
なぜ私がそう思い込んだのかというと、
近頃、触れる機会の少ない「日本の赤ちゃん文化」についての情報収集を
インスタグラムに頼っているところがかなりあり、
インスタに一歳の誕生日について晴れ晴れしくアップされる方々というのは
だいたいしっかりそれらを行うタイプの人たちしかいませんので、
インスタだけ見た私が「ほぼ皆やってる」と
感じてしまったのも、仕方がないことといえるでしょう。


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右下の紫のものは、タロイモゼリー(にじみ出るベトナム感)

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一か月ほど前に、息子は卒ミルクをしたのですが、
結構余ってしまった粉ミルクを消費するために、ミルク粥を作成してみました。

せっかく、「ミルク粥」などという、女子力高そうなスイーツ系メニューなので、
思い立って形状もかわいくしてみたというのに、
普段なんでもバクバク食べるはずの息子が、
何故かこれに限って、食するのを完全拒否するという悲惨な事態に。

「こんな女子みてえな飯食えるかよ」
という男子的な見栄の現れた早熟少年なのかと思いましたが、
その後様子がだんだんおかしくなりはじめ、調べてみたら発熱しており、
単純に具合が悪くてごはんが食べられなかったという状態のようでした。


ベトナムへ来てから彼は何回か発熱していて、
その都度、熱がすぐに下がっていたので受診はせずじまいでしたが、
今回は朝から夕方までずっと40度近くの熱があったため、さすがに病院へ。
ベトナムでも日本でも、私&息子のかかる病院という病院、
ほぼすべてにおいて、突っ込みどころ満載謎ドクターのオンパレードだったので、
今回もわずかに期待を抱いて訪れたというのに、
普通の赤ちゃん好きのフランス人おじいちゃん先生で、
とりたてて特筆すべき事態も起こらず、ほんの少しガッカリでした。
その日に変なことがあったとすれば、
病院の帰りに韓国マートで買ったトッポッキが、
購入した時点ですでに賞味期限が1週間も過ぎていたということぐらいです。
かなりガッカリでした。


そんなこんなで、だんだんと卒乳の気配も見えてきて、
約2年ぶりのアルコール解禁に胸をときめかせている近頃の私でした。
ちなみにここ2年間で、一番抗いがたい誘惑を覚えた瞬間の酒は、
何故か、普段別に好きでもないはずのウィスキーだったという謎。




category日常

コンソメにいたっては、半額になっていて17,000VND(約85円)で、むしろ日本で買うより安い

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ベトナムに住んでいて、
これだけ日本的な物品を入手することができるのは本当にありがたい限り。
しかもトップバリュー商品はさほど値段も吊り上っていないし。
本当にイオン様様です。
そして、別段、購入必要リストに入っていたわけではないのに、
私の好きな食べ物ランク1位と2位を誇る「餅」と「こしあん」も買ってきてくれる、
NORI様様。


考えてみるとここ数か月、
一か月に一回ぐらいしかここのブログも更新されていないので、
新しい月にもなったことですし、
今月はがんばって一週間に一回ぐらいを目安に、
何かしら書いてみたいと思っています。
達成させるポイントは、一週間に一回「ぐらい」というあたりです。

ちなみに、割と時間の空いていた先月ですら一か月一回しか書かなかったのに、
それなりに忙しそうな今月に果たしてその目標が達成できるのか謎ですが、
まあ、言ってしまえばやるしかなくなるかもしれないですからね。


というかそんなことより、
もうそろそろ出産から一年経つので、
いい加減、出産記の産後編をしたためておきたい気持ちです。

がんばれ私!
そしてがんばってお昼寝いっぱいしてね吟士くん!


category日常

昨今の異色ごはんたち

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美しき紫スープごはん。

近頃、さつまいもと間違って紫いもを購入してしまうことが多々あり、
一度、消費に困って紫いもスープを作ってみたら、
思ったほど「紫」なスープにならなかったので、
今度はリベンジとして紫キャベツを利用し、
「紫」の完成度を追求した成果が、こちらです。
この紫は、色合い的に最高に好みの「紫」なので、結果としては成功でしたが、
食べ物として食欲がそそられるかというと、決してそうとは言えない気がします。









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中華丼のおかずに親子丼ごはん。

もしくは親子丼のおかずに中華丼ごはん。
炭水化物+炭水化物の更に上を行く、
主食+主食の重量系丼セット。
一見、ちゃんとしていそうに見える定食ですが、
中華丼も親子丼も、以前作った余りの冷凍を解凍しただけなので、
実は最強の手抜きごはん。









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とりあえずおにぎりでお腹いっぱいになってくれごはん。

おにぎりは、ご飯が冷めないと握れないということをすっかり失念しており、
時間的に、炊き立てで握らないといけない羽目となった挑戦作。
形が全体的にいびつなのは、
米の温度に手が耐えられず、きれいに握ることができなかったからです。

ちなみに、私はおにぎりを作るときは必ずラップの上から握ります。
それは、「人様の口に入るものに、この手を直に押し付けられない」という、
歪んだ自己卑下精神の表れに他ならないのですが、毎回、
「これ!ラップ使ってるから!手で握ってないから!ラップの上からだから!」と
過剰なまでのラップ利用アピールがしつこすぎるため、
いつも「こいつどれだけ手汚いんだよ」と家族に思われているに違いありません。









さて、以前の記事で、
徒歩圏内のデパートに入っているパン屋さんが美味しいと書きましたが、
その後、昨日には、家から徒歩2分のところにミニストップがオープンしたり、
今日、家から徒歩1分のところに、
割と信頼できるクオリティの韓国系パン屋チェーンができることが判明したりと、
ますます引きこもりライフに拍車がかかりそうな環境が、日々整ってきております。


近頃、半端ない強さでの噛み癖がついてきている吟士のせいで、
ちょっと物にぶつかっただけでもすぐ内出血する体質の私は、
彼に噛まれまくった腕と脚に、
未だかつてないレベルの濃いアザを複数所有しています。
人と会ったりするときは、余計な心配を与えないよう、
ストッキングや長袖で隠しているのですが、
その辺に買い物に行くときは普通に足露出の薄着でウロウロしているため、
たぶん行きつけのスーパーの店員の子とかは、私のことを
「異国において、日常的な家庭内暴力に耐え忍んで生きる可哀そうな外人」
と捉えてくれていることと思います。
入り口で荷物を預ける時とか、レジで物をカゴから出す時とか、
いやにみんな優しくしてくれるのは、きっとそのせいでしょう。


あと、一か月ぐらい前に、このアザたちが吟士によるものだと思い当らず、
ボルダリングに行った次の日にできていたので、てっきりそのせいだと勘違いし、
「ボルダリングのせいでアザ超できた!!」みたいな意味合いの文章を
インスタグラムにあげてしまいました。
その後訂正もせずに関係者各位申し訳ありません。
あと6年したらちゃんと吟士にもボルダリング通わせますので許してください。





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雨とブンボーの似合う古都

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こんにちは。

先日、ベトナム中部フエのイベント出演へご招待いただいたのですが、、
出発する際、色々なトラブルが重なった結果、
お金も無く、
電話も無く、
20Kgの特大スーツケースと、
約10Kgの小さい人間を抱えた状態で、
一人だけ飛行機に乗り遅れ、ホーチミン空港に取り残された私です。
皆さんこんにちは。



それというのも、
家を出る時間を読み間違えたり、
途中でパスポート忘れに気が付いて家に戻ったり、
空港付近が前代未聞の大渋滞で、
家から空港まで通常30分のところが2時間30分かかったり、
幼児連れ乗客のグループチェックインができなかったりと、
そんな諸々が重なった結果、
私だけチェックインに間に合わず乗り遅れるという事態になったわけです。

併せて、ちょうど空港で両替しようと思って日本円しか持っていなかったり、
この数日前にSIMカードがイカれたのでちょうど空港で買おうと思っていたりという、
付随のシチュエーションも重なった上で、謎の苦境に追い込まれた次第。


更に、そんな状態で「とりあえず便の変更をしなくては」と
ベトナム航空のチケットカウンターへ向うも、
上述の通りの大渋滞のため、乗り遅れ客大発生で長蛇の列。
(しかも誰も並ばないので、もみくちゃにされながら割り込まないといけない)
そこでもたらい回しにされた挙句、
あわや、翌日17時の便に有無を言わさず変更されそうになったりしつつ、
結局、当日と翌日午前の便はすでに満席であるという旨が判明。

よって、20Kgのスーツケースをガラガラ言わせながら、
私のイライラを察した吟士も微妙にグズグズしている中、
ターミナル内を移動してLCCのカウンターへ向いました。
しかし、そこでも当日のフエ行は全ての航空会社が満席だったので、
なんとか、翌日午前のJetstarを決死の思いでゲット。



それだけならまだしも、
そこから、再度自宅へ戻る帰りの道中も、
連休初日のホーチミン市内大渋滞に巻き込まれ、2時間かかるという……。
そして、それを踏まえて翌日朝は、飛行機時間の3時間半前に家を出たら、
何故か道はスイスイで30分しかかからず、
空港で無駄に待たされる羽目になるという……。
(しかも飛行機はディレイしたので、空港での合計待機時間は4時間超)




そんなすったもんだの出発トラブルでしたが、
フエへはなんとか無事に向かうことができました。

滞在中は滞在中で、
ライブ出演10分経過の時点で、
周辺イベントからのクレームを受けて演奏中止になったり、
持って行った自分の着替えが全然足りず、
洗って乾かないびちゃびちゃの服を着たり、
吟士がベットから転落したり、と、
なかなか色々な壮絶事態もありましたが、それらを含めても、
貴重な体験が多々できた、楽しいフエ道中でした。


何はともあれ、私の失態のせいで、
出発に際して気をもみまくったバンドメンバーの皆さんと、
色々手配していただいたイベント主催フエフーズの皆さんには、
大変、心から、申し訳ない気持ちでいっぱいです。
あと、着替えが全部私のスーツケースの中に入っていたNORIさん。
でもとても思い出深いイベントになりました、皆さんありがとうございました。







そしておまけに、
そんなフエより戻ってきた翌日から、
発熱と、消化器系の内臓たちの不調が一週間以上続き、
しかもそれが息子にまでうつって二人してダウンする始末。

考えてみたら、ベトナム戻ってからローカルフードを食べるのが初めてだったから、
路面店で食べたブンボーフエがよろしくなかったような気もするけど、
だけど好きだよフエ!
また行くよフエ!
食べるよブンボーフエ!


category日常

生えだした 歯でちぎられそう 我がNipple

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これこれ。

昔から抱き続けてきた「赤ちゃんが居る生活」のイメージ、
この光景だよ、これ。




最初の一か月は、リビングの中央にジョイントマットを敷き、
そこを赤ちゃんスペースにして遊ばせていましたが、
ベトナム到着と同時にマスターしたズリバイですぐに抜け出し
部屋中を探索しはじめるようになり始めたので、
ソファ前にあったテーブルをどけて、スペース移動&拡大。


ジョイントマットについては
「ベトナムの赤ちゃん家庭でも使っているのを見るし、
 どこにでも売っているだろう」
と高を括って日本からは持ってこなかったところ、
なかなか発見することができずに、入手は難渋しました。

最初に見つけたのが、1区ヴィンコムセンターの中の赤ちゃんショップで、
ド派手な原色の色合いはまったく好みではなかったのですが、
他にないのであればやむを得ないと、妥協の上、10枚セットを購入。
それを買った後、別の場所で、
もう少しシンプルな色のものを発見したりもしましたが、
なにせジョイントマットは、ジョイント部分の大きさが
各製品それぞれまったく統一されていないが故、
動き回り始めて10枚では足りなくなってきても、
この派手色マットを買い足さざるを得なくなってしまいました。


現在は1区から離れた場所に住んでいるので、
来た当初、1区のPhuong Quanに行くたびにヴィンコムで買い足しを続けており、
毎回それを持って現れる私は「常に大荷物のマットを持ち歩いている女」という
認識を、周囲(主にJUNさん)に与えてしまったようですが、
決してそんな煩わしい日常を送っているわけではありません。



また、数日前にイオンホーチミンへ行った際、
他ではついぞお目にかかることができなかった、
懐かしき「日本的センス」の上品かつ繊細な色彩を放つジョイントマット
(つまりは、普通のTOP VALUEの製品)を発見しました。
しかも、こちらでTOP VALUE製品は、
日本価格の1.2~1.5倍で売られていることがほとんどの中、
何故か、それについては、
990円の商品が120,000VND(約580円)ぐらいで売っていたので
いろいろと重ね重ねのショックを受けたりもしましたが、
もうここまで増えると、今更乗り換えることもできません。

まあ、これはこれで、馴染むとだんだんかわいく見えてもくるものです。





そんなわけで、灼熱の日々にもめげず、なんとか健康に生きております。
日本滞在時以上に自分の自由な時間が取れないので、
いろいろと体力的に余裕の無い毎日ではありますが、ひとまず私は元気です。


日本に居た時、いろんなパン屋さんのベーグルを結構な数トライしましたが、
それらに劣らないレベルでホーチミンのカフェKeseraのベーグルが美味しかったり、
渡越前日に地元で食べた、産直のジェラート屋さんの大判焼きより、
こちらの高島屋で売っている大判焼きの方がはるかに美味しかったり、
家から徒歩圏内デパートの中の福岡のパン屋さんの食パンとあんぱんが、
普通に日本の標準以上のクオリティを誇って美味しかったり、と、
なんだかんだ、
ベトナムでもさほど不自由のない味覚(主に甘味)生活を満喫している次第です。



しかし、「日本でしか絶対に味わえない味覚」として、
次回日本に帰った時は、
ひみつ堂か、hachikuか、雪うさぎか、ぴぃすか、志むらに行きたいです。
すべて、芸術的なまでの作品を提供してくれる魅惑的なかき氷屋さんです。

あとは、蒙古タンメン中本の北極ラーメンが食べたいです。


激辛&氷菓とか、振り幅激しすぎな上、お腹に良くなさそうな取り合わせですが、
ひとまず東京経由で帰ることは決定しましたので、
東京のみなさんはよろしくお願いいたします。



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「money」の単語は、もう聞きたくない

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先日、ベトナム滞在のビザに関する手続きのため、
カンボジア国境へ日帰りで行って帰ってくるという、
8か月の乳呑児を抱える身としてはなかなか過酷なシチュエーションであるといえる
ビザランを、家族3人で決行してきました。



プノンペンまでの長距離バスを利用したことはありますが、
ベトナム国境のモクバイまでというバスに乗るのは今回が初めて。
路線バスとはいえ、曲がりなりにも国境まで三時間弱は走るわけですが、
その運賃は、驚きの片道40,000VND(約200円)。

見た目は割と立派なバスなのに、
乗った途端、壊れたままの状態の椅子が目に入ってきた時は
壮絶な旅路の始まりを予期して絶望もしましたが、
実際はちゃんと冷房も完備で、乗り心地もさほど悪くはなく、
「吟士が舐めようとした窓枠を試しに拭いてみたらドロッドロに汚れていた」
という、子連れには厳しい衛生面を除いては、
それなりに快適なバスだったといえる気がします。



バスを降ろされた場所が、出国ゲートの建物から離れた地点だったため、
バスが停車し、ドアが開いたその瞬間から、
「バイク!モーターバイク!パスポート!バイク!ビザ!」と
口々に連呼するバイクタクシーの兄ちゃんたちが数人群がってきました。

それらを適当に払いのけ、ひとまず最初の5分ほどは歩いてみましたが、
折しもこの日は灼熱の晴天にて、
体感温度は40度近いのではないかというレベルの熱々地獄。
降車場所からずっと、飼い主によりそって歩く忠犬のごとく
(もしくは生ごみに群がるハエのごとく)
我々をしっかりマークし続けてきていたバイクの兄ちゃん達に聞くと、
「1USD」とのことなので、ここは赤子の体力も考慮し、利用してみることに。

バイクで走ること、ものの1分弱。
出国ゲートの建物まで運んで1USDかと思いきや、
到着後、なぜかゲートまで付いてくるバイク兄ちゃん達。
(彼らは2人組でしたが、便宜上、兄貴分ぽい「バイク兄」と、
 下っ端らしい「バイク弟」という表記にて進めたいと思います)

彼らは、なにやら、出国審査で提出するパスポートの中に賄賂を挟むよう、
我々にさかんに進言してきている様子です。
言われてふと見ると、2か所オープンになっている出国審査の係員の前には、
これでもかというぐらいうず高く積まれた、
出国審査待ちパスポートの山が。

なるほど、これは確かに、今までにも経験がありますが、
モクバイの出国審査に「順番待ち」という概念ははなから存在せず、とりあえず、
金さえ払っておけばサッサと通過させてもらえるシステムになっているのです。

この、モクバイの汚れきった暗黙ルールも、
近頃はだいぶ改善されたと話では聞いていたのですが、
この日のこの時間帯は、たまたま団体客とあたって混みあっていたため、
まだ現役で有効活用されている悲しき場面に遭遇してしまったのかもしれません。


なんにせよ、出国ゲートの建物はトタン屋根の巨大倉庫のような体を成しており、
当然冷房も無く、ジッと立っているだけでも滴る汗を抑えることができない状況。
ここでひたすら待つのも至難の業です。

背に腹は代えられぬ、と、3人分のパスポートに100,000VND(約500円)を挟み込むと、

バイク弟 「違う!1人100,000VND!3人で300,000VND!」


何故かバイク弟が指示してきます。
なんでお前が口出ししてくるんだよ。
などと思いつつ、300,000VNDの出費を許すべきか悩んで財布をしまいかけると、

バイク弟 「じゃあ200,000VND!3人で200,000VND!」


値下がりしました。

ていうかなんでお前が勝手に決めるんだよ。
などと思いつつ、まあ200,000VNDで赤子を灼熱から救い出せるなら安いものかと、
200,000VND札一枚を準備したところ、
その紙幣を、何故かバイク兄に100,000VND×2枚と両替してもらった上で
バイク弟がわざわざ出国審査まで提出しにいってくれました。

なるほど。
100,000VNDは提出用、100,000VNDは自分のポケット用ですね。
それにしてもわかりやすい。
ていうか目の前で両替されたら、だれだってわかる。


そして金に物を言わせた効果はてき面で、
私たちより先に待っている人がわんさかいる中、
ものの数分で出国審査終了。

結果的に、進言をしてきてくれたバイク兄弟へは感謝しつつゲートを通過し、
あれ、でもそういえば、あいつらに1USD払ってなくないか……?
と考えていると、建物を出たところで、

バイク弟 「お疲れ!じゃ、カンボジア側行こっか!」


また、バイクにまたがって待っていてくれました。

出国審査関係なく国境を行き来できる彼らは一体何者なのでしょうか。


私は、終始、バイク弟の方に乗っていましたが、
カンボジア側国境バベットのあたりで、
「俺の兄ちゃんが国のどうのこうの」とか言っていたので、
家族が権力者だから俺は国境行き来できるんだぜ、
とか釈明したかったのかもしれません。

ちなみに、NORIさん担当だったバイク兄の方は、
「俺の父ちゃんが国のどうのこうの」とか言っていたらしいので、
もうこうなってくると何もかも信用がならない、というか単純に
国境自体がどうしようもなく適当なだけである気もしてきました。





カンボジア側の入国へはバイクで1~2分。
今回の旅は、ベトナムへ入国する際に発行してもらうビザ、が目的でしたが、
つまりは一度出国の必要があり、
ひいてはカンボジア入国の際のビザも必要になるということです。

事前にネットで申請できるEビザが一般的ですが、今回は事前準備の時間がなく、
その場での取得でいこうとしていたところ、ビザブースへ到着した途端、
ビザの申請用紙を手に群がってくる数人のおじさん達。
なにやら、書くのを手伝ってくれるようで、
頼んでもいないのに率先してやってくれています。
手数料どれぐらい取るつもりなんだろうなぁ……と考えつつおとなしく待機。

おじさん「写真ね!必要だよ!」

私達  「え、写真無いよ」

おじさん「うん!じゃあいいよ!」


といった、適当すぎるやり取りもありつつ、
最終的に求められた料金は、1人40USD x 3人分 =120USD。
ダイレクトに申請すれば1人30USDなので、彼の合計手数料は30USD。
手助けの所要時間はものの15分ほどでしたので、実に実入りの良い商売といえます。

そして200USD渡し、ビザとともに帰ってきたおつりは、なぜか70USD。
問い詰めてみると、
「写真無かったでしょ!だからコーヒー代取られたの!」とのこと。
ベトナムでは、「コーヒー代=賄賂」と隠語があることは知っていましたが、
その時は一瞬、それとこれが結びつかず、何度も
「コーヒー代って言ってる気がするけど聞き間違いか?」と頭をひねっていました。


この時点でかなりイライラしたものの、赤子の平穏のため文句は言わず、
カンボジア入国へ。バイク兄弟はなぜかどこまでもついてきます。

バイク兄 「パスポート出すとき、お金挟みなよ!100,000VND!」

え?なんで?なんのために?カンボジア入国もそんな混んでんの?

サラッと無視して入国審査へ進むと、待ち人ゼロのガラガラ状態。
もちろんお金が要るはずもなく、無事に入国後、
当然のように待機しているバイク兄弟と共に、
折り返して、今度は早速カンボジア出国。

もうこのあたりは、同じ敷地内で境もあいまいになっているため、
出国審査のブースに、ビザを手伝ってくれたおじさんがまた居たりして、
もうなにがなんだかわからない。

しかも、出国のパスポートチェックを待っている我々に、彼は再度近づいてきます。

おじさん「この人(出国審査官)にお金を払った方がいい。
      一人100,000VND払うべきだ」

私達  「は?なんのお金?なんのための??」

おじさん「コーヒー代だよ。コーヒー飲みたいんだよ」


なに言ってんの?????

無論、払う気は毛頭ないのでここも無視。
賄賂を払わない我々に、なぜか出国審査官もキレ気味でしたが、問題なく通過。




そしてベトナム入国に際して、一番肝心のベトナム側ビザ申請。
バイク兄弟は、新たなおじさん集団をまた引き連れて、
既にばっちり、こちらの申請用紙も準備してきています。
抜かりなく、一貫してフォロー(という名の搾取)してくれる体制のようです。


今回、ベトナムビザ取得が必要なのは、私と吟士の2人分。
ビザ手数料は一人95USDと聞いていましたが、おじさん集団に助けてもらった結果、
彼らによる請求額は、一人120USD。
ここまでのビザ申請等々はすべて屋外で行われており、
暑さも手伝って段々感覚も麻痺気味になってきた我々は、
赤子の機嫌の限界も近いことだし、煩わしさ回避のためにその額を払うことに。

私達   「はい、2人分240USD」

おじさん達「いや、足りない。1人140USDだから280USD」

私達   「は???さっき120USDって言ったよね????」

おじさん達「違う」

私達   「本来95USDでしょ!!120USDでも高いからね!!!」

おじさん達「ああ、そう、じゃあいいや」


あっさり120USDに戻りました。


そんなやりとりに、イライラとはまた別の呆れを隠しきれない我々へ、
更に、またしてもカンボジアのビザおじさんがそっと近づいてきます。

おじさん「私にお金を払った方がいい」

私達  「(しつこすぎる……!!)」

おじさん「私はあなた達の申請を助けたんだから、よこしなさい」

私達  「何を?もうさっきお金いっぱい払ったよ」

おじさん「コーヒー代だよ!さっきのはベトナムのやつでしょ!
     おじさんはカンボジアの人!カンボジアのコーヒー代払ってよ!」

私達  「(唖然)」

おじさん「10USDくれ。200,000VNDでもいい」


私もNORIさんも、もうこうなってくると、
口論も、あしらうのも、何もかも煩わしくなってくるため、
なんとか多少まけてもらって、150,000VNDのコーヒー代にて落着。
ずいぶん高級なコーヒーが飲めそうです。
スターバックスにでも通うつもりでしょうか。




そうしてようやくベトナム入国のビザ待ち。

これが、なかなかどうして待たされる。
風通しが悪い建物内で、赤子を扇ぎ続けながら、ただひたすら待つ。
時々、気を使ったバイク弟が何回も椅子をすすめてきたり、
代わりに吟士を扇ごうと近づいてくるも、
下手に親切にしてもらった結果、また何か見返りを求められるのではという
完全なる疑心暗鬼状態に陥っている我々は、
そんな手助けをことごとく拒み続けて20分。

何故か、ビザ発行所と反対側の方向から、
「OK!OK!」と呼んでくるバイク兄の声が。
また不審な気持ちになりながら近づいてみると、
ネームタグを付けた、ビザ発行所の正式な職員であろう男が、
私のビザ申請書面を前に首を横に振っています。

職員 「このレターによると、1年ビザだね。1年ビザは、ダメだ。6か月だ」

私達 「(勘弁してくれ……)えっと……どういう……」

職員 「さっきのお金は、6か月用。1年用だと、お金がもっと要る」

私達 「(やっぱりきたーーー!!!)」

職員 「1人、140USD。だから差額20USD。払って。早く」


もはや、ここまで来ると、根拠不明の搾取され続けに、
さすがの堪忍袋も限界が近づいてきたため、わずかでも心の平静を取り戻すため、
念のため、今回いろいろと調査や手配をしてくれた、
NORIさんの会社の総務の方に電話をして確認。

その回答は、
「法律では95USDで決まっているけど、国境でそれが守られていない可能性がある」


うん!そうだよね!
現に、国境の職員が堂々と意味不明のふっかけしてきてるからね!
法律なんてあってないようなもんだということだね!!


しかしこのビザ待ちの途中から、いよいよ赤子の機嫌も危うくなってきたので、
半ばこの国への呆れ返りも込めながら、もはや心を無にして差額を支払い。

更に折り返して20分ほど待ち、
抱っこひもで抱っこされたままの吟士にミルクを飲ませたりしているうちに、
とうとうビザゲット。


長かった。
異様に長かったように感じた。
実際の所要時間は、モクバイ到着してから1時間30分ぐらいしか経っていないけど、
どういうわけだか、精神的な疲労が激しすぎて、
体感の経過時間が丸一日分ぐらいだったように思えてしまう始末。

でもこれで目的達成だ。
ビザの内容を確認してくれる国境職員も、
ふっかけてきた先ほどは鬼に見えたものですが、
無事に入手できた今となっては、
ありがたさのあまり、仏様のように感じられるものです。


職員 「じゃあ、これね、種別と、期限、間違いないね」

私達 「はい!!」

職員 「さて、と」

私達 「(やっと終わった……)」

職員 「金くれ」

私達 「……は?」

職員 「金くれよ」

私達 「………………」

職員 「コーヒー代くれ」



私  「んだようるせーんだよ金金っていい加減にしろよ
    こちとらイライラしてんだふざけんな○○が地獄に落ちr




ここへきていよいよ爆発です。

というか、ビザをもらう段階で既に嫌な予感がしていた私は、
「もしもここでお金とか言い出したら、キレよう」と、
もはや万全の準備をしていたため、
ここぞとばかりに元気満々でまくしたてました。
しかし、実際は、途中で理性が働いて冷静になり
「イライラしてんだ」あたりでその後の暴言は控えたため、
すぐ真下にいた我が子には、
さほど汚い言葉を耳にはさせていませんからご安心ください。


何が何でも払いたくなかった我々は
「お金が無いんだ」「私たちは貧乏なんだ」と散々訴えた挙句、
NORIの財布に入っていた小銭(たぶん全部で60,000VNDぐらい)をすべて並べ立て、
すっからかんになった財布の中身まで見せて貧困アピールをした結果、
「マジかよこいつら帰り道どうすんだよ」ぐらいの
若干の引きを滲ませた表情にて職員が受け取り、なんとか解決となったのでした。


その後、職員がバイク兄に、おそらく
「こいつらヤベぇよ、ガチでスカンピン」みたいな
悪口を言ってるのが聞こえましたが、もう何とでも言ってもらって結構です。

入国審査で待っている間、ふと、一番最後に残っている、
2時間アテンドしてくれ続けだったバイク兄弟への支払いのことが頭をよぎりました。
一体いくらふんだくられるかはわかりませんが、
一度成功した文無し作戦が功を奏しそうなので、
今度は私の財布で空っぽを演出すべく、
手持ちのお金の小銭以外を全部カバンの中に隠すという、
およそ、慇懃な日本人がするには憚られそうなせせこましい工作に打って出ました。

書類一枚書くだけで30~40USD抜き取るアコギな商売をする奴らですから、
最初から最後までバイクで全部ベッタリだった分、
相当な額をいってくるに違いありません。
ですが、「手持ちは10USDしかない」のです。
10USDしかないと言い張って、
空っぽの財布を見せ、無理やり納得させるしかないのです。
もはや喧嘩腰になっても構わない覚悟で、
バイク兄弟へ帰りのバス乗り場まで送ってもらいました。


バイク弟 「はい、到着だよ、お疲れさま」

私    「うん(仏頂面)」

バイク弟 「バイク代ください」

私    「いくら??(喧嘩腰)」

バイク弟 「一人5USD」


えっ。
意外にリーズナブル。


まあ、一番最初は「1USD!」とか叫んでましたから、
ぼったくっていないとは言い切れませんが、
それでも、これだけ延々と付き合ってくれて、
手続きの手ほどきをしてくれたことを思うと、
少なくとも、その他の登場人物おっさん連中に比べれば、
かなりの良心的価格設定であるといえるでしょう。

それは彼らの地位の問題なのか、人間性の問題なのか、はたまた、
国境職員の「ガチでスカンピン」発言を受けて、
「こいつらは、せびっても何も出てこない奴らだ」と
既にあきらめを抱いた上での結果であるのかは、
定かでありませんが、何れにせよ、
最後の最後で不快な思いをせずに済んだので助かりました。




そんなこんなで帰りのバスに乗り込み、
帰りは帰りで、終点まで乗るはずだったのに、途中で
「終点まで乗るヤツはここでバスを降りろ!!」という鬼の仕打ちを受け、
ローカル路線バスに無理やり乗り換えさせるというイベントもありましたが、
なんとか無事に帰ってこられたので、そんなことは些末な問題にすぎません。



ちなみに、朝9:00に家を出て、18:00頃の帰宅という長旅でしたが、
吟士くんは割合終始ご機嫌でした。
ホーチミン到着後、両親が悠長に丸亀うどんで
夕食をとっている最中に抗議の声を上げていた程度で、
それ以外はあまり泣くこともなく、おだやかな旅路とすることができました。



今回は8か月児連れだったこともあり、
「とにかく時間をなるべくかけずにビザ取得」というのが絶対的な目標だったため、
それの達成のため、やり方次第では決して払う必要のない料金を
散々支払わされた形となったわけですが、
結果的には、彼らのおかげでスムーズな進行ができたので、
それなりに価値にある対価だったと考えています。




地獄の沙汰も金次第。


この日ほど、この諺が身に染みた一日はありません。


しかしおかげさまで、不法滞在親子とならずに済みましたので、
閻魔様たちが美味しい高級コーヒーを飲めていることを願いながら、
引き続き、エキサイティングなベトナム生活を満喫していきたいと思っております。



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